あとがきです。
今回はハードボイルドに初挑戦。
書き終わってわかった事は、「ハードボイルドは書いてる人間の経験の重みがわかる」というものでした。

私の中のハードボイルドのイメージは、なんとなく「酒場の薄暗い空間」という安直なものなんですが、自分の書いた話は……どう読んでも「居酒屋のおやじ集う」にしか達していないのですよね。
はっ、とか、へっ、とか連発してるブロッコリーの存在が、さらに居酒屋ムードを高めているような。……次の目標は渋くてかっこいいオヤジで。
パセリーズは妙に若さが全面に出ている気がしますし。
難しいです、ハードボイルド。

あと、どうしてもいつものクセで、途中でギャグを入れたくて仕方ありませんでした。
当初の予定では、野菜は人間の言葉がわかっていて、

『はい、じゃあ合計で500万円ね。』

という、八百屋のオヤジの寒い言葉に

「いいねぇ、一度でいいから言われてみてぇもんだな」
「ああ……古き良き伝統、だな」

という感性がずれまくった会話を延々とする話になるところでした。
つまらないのでボツにしましたけど。いやいや危ないところだった。


ちなみに私、レストランのパセリは食べたことがないです。すいませんパセリ。
次に行く時は、ちゃんと食べようと思います。

それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

2004/6/27

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