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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
無事、完結です。

「ギャグなし」、「ファンタジーなし」、「奇跡なし」、「死人なし」、そして「最後はハッピーエンド」。
この話には、そんな条件がつけられていました。
リアルな現代シリアスは、なかなか難しいものですね。
きっと自分自身が二十五歳になった時、「ああ、青いなぁ、この頃の自分……」と思いながら読み返すことになるのでしょう。今からその時が怖いです。

話を書くために調べ始めて知ったのですが、喉頭癌に関する資料というものは、予想以上に少ないものでした。書物はほとんどありません。主な情報源はインターネット頼りです。
だからこそ、書きがいもありました。
読みたいものを自分で書くというのは、やっぱりとても楽しいです。
実力が伴っていないことが、少し悔しかったりするんですけどね。

一気に失うのと、じょじょに失っていくのと。
どちらにもそれぞれ、言葉にできないほどの恐怖があると思います。
障害があろうがなかろうが、人生はいろんなものとの闘いではないかと。
ただし、負けてもやり直しはできます。意志があれば何度だって。
だから人生はおもしろい。
少なくとも、私はそう思っています。
アザだらけでも笑って生きてやろうじゃないか!

この話の主人公、律也と光希は、実はファンタジーで書いていた人物を参考にしています。
声の出ない暗殺者と、目の見えない精霊使いの物語。だいぶキャラは変わっていますが。
いつかその話をアップすることもあると思いますので、そのときは「使い回し?」というつっこみは心に秘めておいてください(笑)


それでは、長々と本当にありがとうございました。
今日も空は綺麗です。

2004/3/7 かも